ななちゃんはお腹の中 羊水検査

たしか、日帰り入院だった気がします。旦那は私を病院に送ったあと、どうしても仕事に都合がつかなかったようで、早々に職場へ向かってしまいました。
同じ検査なのか、違う検査なのか、入院中の方なのかわかりませんが、まわりのベッドには家族いるよ?帰ったら愚痴ってやろう。


Q、羊水検査って手術室でやるの?
「壮大な歯医者さんだと思ってください」

Q、注射針太そう。やっぱり痛いのでしょう?
「部分麻酔するので痛みは最初だけです」


そんなやりとりを看護師さんとしつつ、羊水検査です。
分娩室みたいな手術室みたいなところに、自分で歩いて行きました。
真ん中にある歯医者さんのような椅子?に寝て、先生を待ってました。
見慣れない景観だったので、キョロキョロと眺めてました。

青色のタイル張りのような内装は、まるで大きな水槽の中にいるみたいで、
捌かれる魚の気持ちがわかりそうな、わからないような。
デジタル時計が2つ、あと学校みたいな針の時計。
やっぱり時間って大事なんだなーと、ぼんやり考えてました。

室内にはFMラジオがかかっており、場違いだなと思いつつも、DJの快活なトークが耳に残りました。
(私はアニソンが好きなんだよ、気分転換に流れてくれないかな?)
なんて余裕もなく、ただ、ただ、不安でした。


手術着を着た2人の先生と、1人の看護師さんが到着。
先生の挨拶で検査が始まりました。

ドラマで見たことのある緑の布をお腹に被せて、
茶色い消毒液をブワーっと塗ってます。お、これはイソ○ンですか?
分娩室みたいな手術室みたいな中のにおいもイソ◯ンのにおいも覚えていませんが、それっぽい濃いめの茶色い液体は、私の心拍数を上昇させる効果もありました。
ついに、針がやってくる・・・・


そして次は麻酔かと、思いきや。

「2回刺すより、1回刺すので終わらせましょう。
 麻酔注射も刺すときは痛いので、麻酔は止めました」

え?
いま、なんて?

「はい、じゃあ、刺しますねー」
え?ちょっ、まっ・・・・

ブスリ。


まさかの麻酔の無い状態で、お腹に針が刺さりました。心の準備が・・・いや、それよりも、
痛い、というか、痛い。
大人だから我慢するけどね。コレ、めっちゃ痛いよ?

え、ただ刺すだけじゃないんですか。
グリグリってやってる。
お腹の中、針でグリグリやってる。これってグリグリして大丈夫なの??
まったく見えないけど。ゆっくりなんだけど、

グリグリ、痛い。
先生が気をつかって雑談してくれるのだけど、痛い。
ハハハとか乾いた笑いしか返せなくて、ごめんなさい。ほんと、無理です。

「順調に取れてますよ~。あと半分です」
まだ半分もあるんかーーい!!!

時間にして15分も無かったと思うけど、とても長く感じました。
痛くて、ずっと目をつぶってました。
もう、羊水検査は痛いしか覚えてないです。

麻酔、あった方が良かったな。でも赤ちゃんに近いから打たない方がいいのかな。
無事終わったからいいか。
(※ 8年前の感想です)

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