今回も医療行為の内容が含みます。病院指導の元、一個人が行った方法ですので、記載方法を真似することは絶対にしないでください。当時を思い出しながら記載していますので、記憶違いで誤った方法を記載している可能性があります。
また、紹介する商品についても、当時とても使用しやすかったものを記載しています。商品特定はしていおりません。また、現在どのように商品が変わっているかわからないため、ご参考までにお願いします。
必要な方が、正しい方法を病院で指導してもらうようお願いします。
今回こちらの記事の続きです
「口唇口蓋裂でもミルクを飲みたい!点滴袋で栄養補給」
https://hachibannanachan.com/tenteki0611
無事に栄養カテーテルの準備ができたら、ミルクを入れた点滴袋とつなぎ、点滴袋を高い位置にかけて、重力を利用して流します。
お家では点滴袋を高い位置にかける方法が見当たりません。
病院にある、点滴袋をかけるスタンド(イルリガードル台というのでしょうか)があれば、なんなく栄養、水分補給を行うことができるのすが、お家にはもちろんありません。
購入するにもお値段もなかなか、購入したとしても、兄弟児がきっと足を引っ掛けてしまうのだろうとおもいます。
しかし、この便利な世の中、探せばいろいろあるものです。本来の使い方ではありませんが、見方を変えて、使い方を変えることで、スタンド代わりになるものを見つけました。
洗濯物を室内に干したい時にドア枠や鴨居(かもい)に取り付けることができる、
鴨居フック、クロスフック、鴨居かけ
と呼ばれる商品がうちにはピッタリでした。
当時、団地に住んでいた私たち。廊下というものがほとんどなく、襖でそれぞれの部屋を仕切っていたため、座れる場所のすぐそこには、鴨居フックを取り付けることができました。
鴨居フック自体も、洗濯物をとりつけることが前提で作られているため、ミルクが入った点滴袋を吊り下げたところで、落ちてくる心配もありません。
賃貸のため、鴨居自体に傷が入ってしまう(破損してしまう)可能性はありますが、きっと大丈夫だろうと利用し続けました。長いこと利用しましたが、毎回しっかりと確認したこともあり、落ちてくることはありませんでした。
購入したのは100円ショップでしたが、とても素敵な商品だったと思います。
このほかにもきっと、仕様を守れば、ちがった方法で活躍できる商品があるのだと思います。
鴨居フック、一つ大きな注意点として、
栄養補給中の本人が、カテーテルを触ってしまうこと です。
勢いよく手や腕がひっかかると、
点滴袋が落ちて栄養(ミルク)が大変なことになるか、
本人の鼻から栄養カテーテルがするっと取れてしまうか。
どちらでも、たいへんな状況です。スタンド利用でも同じことですが、ご注意ください。
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