今回も医療行為の内容が含みます。病院指導の元、一個人が行った方法ですので、記載方法を真似することは絶対にしないでください。当時を思い出しながら記載していますので、記憶違いで誤った方法を記載している可能性があります。
必要な方が、正しい方法を病院で指導してもらうようお願いします。
お口からの栄養補給が難しいはちななさん。
鼻からカテーテルを挿入し、口唇口蓋裂の影響を受けずにミルクを飲む(胃に送る?)ことができるようになりました。
定期的な水分補給も一安心かと思いきや、なかなかそううまくは進まないのが、子育てというものなのか、染色体異常症の影響なのかわかりませんが、新しい問題(悩み事)がでてきました。
一つ目 手の動きでカテーテルが抜けてしまうこと
赤ちゃんの動きは誰にも止められません。目が痒ければ、目を擦りますし、頬が気になれば、頬をカリカリします。
そんな、なにかふとしたうごきで、指がカテーテルに引っかかり、スルッと抜けてしまうのです。
ず~っと鼻から奥になにかが入っているわけですから、気にするなというのが無理なことです。赤ちゃんなので、尚更ですね。
二つ目 くしゃみでカテーテルが抜けてしまうこと
鼻の中にカテーテルが入っていることは、ずーっと異物が鼻入口や鼻の奥、喉を刺激するようです。くしゃみの原因となり、
「ヘックチッ!」
と大きな声とともに、カテーテルがズルッと数センチでたり、勢いよく全て出てきてしまったり。
「(何かが鼻からでてますけど、どうしたらいいですの?)」と言っていそうな表情をむけるはちななさんがとても可愛かったです。状況としては大変な状況ではありますが。
三つ目 カテーテルを固定するテープで頬がかぶれてしまうこと
奥まで行きすぎず、かといってカテーテルの先が手前すぎて誤嚥してしまわないように、決めた位置から動かないように、テープを使用して固定します。
このテープも肌にやさしいものとなっているテープを利用しましたが、赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、すぐに赤くなってしまいました。
しっかり固定する必要があり、それなりの範囲をテープで止めなければならず、右頬・左頬を交互に固定しました。顔が小さいので、ずらしてはることもできず、肌が荒れる荒れる。
四つ目 口唇口蓋裂によるカテーテル挿入が難しい
なんと説明したらよいのかわかりませんが、「鼻からいれて、のど通って胃袋へ」という流れで
鼻から入れて・・・鼻と口の境界がないため、すんなり喉へいきません
のどを通って・・・のどまでなんとかたどりついても、カテーテルが刺激になって、「オエオエ」が始まってしまう
胃袋へ・・・シリンジとリトマス試験紙使って胃袋到達を確認
じっとしていてくれれば良いのですが、そうは問屋が卸さない。はちななさんはイヤイヤギャーギャー、うまくいかないことで親もイライラどうしようどうしよう。
いくら経験がないとはいえ、自分の子どもですら、ハラハラドキドキイライラのカテーテル挿入。お医者さんや看護師さんたちは、あんなにスムーズに、一切のイライラを顔に出さず、スパッと決める。本当にすごい人たちだと思いました。
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