8番染色体異常症のはちななさん外での様子(お出かけが楽しい、でも準備が大変)

はちななちゃんの気分によりますが、基本、お出かけ大好きです。
気分が乗っている時、乗っていない時どちらでも、出かける!とわかった時にはテンションがあがります。

「時間だよ」というサインの「左手首に右手人差し指でトントンする」ことを、ただひたすら、相手が「時間だね~、お出かけ準備だね~」と返すまで、アピールします。


「あ~」(お母さんやお父さんでアクセントが異なりますが、呼ぶときにだす言葉)

「で~」(でるよ~の短縮バージョン)

『でぇ~るよ~」

と声を出しながら周囲に準備を促します。
自分の準備はできるけど、自分では始めません。

たとえ、洋服が準備されていても自分からは着替え始めることはありません。
なぜならはちななさんは、お家では自分のことはしたくないのです。
学校では、いろんなことを自分で行なっているようです。着替えや準備、支度。先生が褒めてくれます。

お家では初めの頃はすごいと言ってくれていたのに、今では回数が減ってます。やる気がでないはちななさんです。
褒めるのは親としては難しく、できて当たり前と感じてしまうと、褒めることを忘れてしまいます。でも、あまり褒めてしまうと、にぃにはもっといろんなことでをしているので、常に褒めている必要があります。バランスが難しいです。

さて、なんとか促されて着替えを始めたはちななさん。
シャツは前面にキャラクターが描かれた、「こっちが前だよ」とよくわかるものを用意します。
ズボンには、学校の先生からのアドバイスにより、前側の金具が大きいもの、または、ジャージならは同様の場所に大きめのボタンをとりつけて、「こっちが前だよ」とわかるようなもの、または、目印をとりつけます。

前側を意識しながら着替えをシブシブはじめますが、ここでもアピールが始まります。シャツを前後反対に着て、「あらら~」とニヤニヤします。
着替えができたころ、たまたま間違ってしまった時に、「前と後ろ反対だよ~」と声をかけられたことが楽しかったのか、同じようにします。でも今は、「反対だよ、時間だよ」と伝えると、

スンっとニヤニヤが何処かに消え去り、ヤレヤレと着替えます。
時間があれば遊んでも良いのですが、お出かけは時間との勝負です。
なんといってもこの後に、親自身の準備があるのですから。

顔を洗って、歯を磨いて(両方とも親がおこないます)。

次は自分で水筒で水分補給、そしてトイレに入って、靴下履いて、靴を履きます。なんだかんだで時間はかかりますが、いくつか自分でできるようになってきたことは、成長を感じます。

いくら、
靴のマジックテープはしっかりついていなくても、
洗面台で手を洗って、タオルで手を拭く前に手をおもいっきり振って、鏡に水がたくさんついても、
自分でできるようになったことがほんとに嬉しいです。

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